Radio Module

コネクテッドライティング

ワイヤレス接続される照明

MiraOSを使ったライティング制御 

 

都市のエナジー消費のうちビルディングによる消費は30%を占めると言われます。そして街に溢れる照明は今も制御されずに大量の電力を消費しています。これら照明を簡単な工事で複数の小8名が同期して制御できたら、都市のエナジー消費を効率良くセーブすることが可能となります。

MIRA-OSに実装されるDALIプロトコルを使い、照明の色合い、明るさを同期して制御しつつ、将来にはこの照明に組み込まれたMIRAワイヤレスメッシュの無線モジュールでセンサーデータをクラウドに集めることで、照明器具の故障を特定したり、局地的な環境情報から防災や効率的なエナジーセーブのアプリケーションを創造する試みこそ、コネクテッドライティングの目指す世界観です。

WHY MIRA FOR LIGHTING?

MIRAと照明制御

Miraソフトウェアは、大規模に展開が可能なワイヤレスメッシュネットワークを構築可能な製品です。インストールが簡単で、運用時にも携帯アプリからローカルデバイスに接続をし、設定や試運転などが可能になります。こうした特徴を屋外の照明に利用したケースが、エアーグローという製品です。

エアーグローにはMIRAソフトウェアと、組み込み用無線モジュールのMWA-N2が組み込まれています。これによりエアーグローはMIRAの特徴であり強みである見通し1000mの通信距離を実現し、変化する環境に対応可能なアダプティブな周波数ホッピングとメッシュトポロジーによる接続を最大限に活用し、最大200台の照明を1ネットワークで管理可能としています。

そしてMIRAの特徴であるBluetoothとの同時使用により、携帯アプリから照明シーンの設定、トリガーの時刻やセンサーによる再生の設定などを可能とし、なんら特別なコントローラー(照明制御装置)なしに、照明の同期運転を実現します。

 

 

エアーグローをお勧めする理由

エアーグローが導入可能な場所は決して道路の照明だけではありません。公園や住宅地、駐車場、ビルディングの照明やライトアップ設備など、さまざまな場所で照明を自動運転する仕組みをまさに照明設備に埋め込むことができます。

エアーグローをおすすめする理由は、照明制御のための制御信号の敷設が不要となり、工事負担が軽減されることに加え、特別な制御ラックを設置することなく、複数の照明の同期運転が実現可能なこと、そしてそれら設定が携帯電話やタブレットなどのアプリから行えるという試運転の容易性が、非常に優れているため、照明設備工事の負担を軽減し、且つ照明を容易に制御できることで、都市の消費電力削減に貢献できると考えるからです。

エアーグローが有効なアプリケーションは、道路などの照明だけではありません。スポーツ施設の照明の明るさを均一に制御したい場合、これまでのHIDランプからLEDに交換することで可能となりますが、そのために制御用の装置を設置したり、制御線のためのケーブル敷設工事が伴うのでは、工事そのものが大規模になってしまいます。

こうしたケースにおいても、エアーグローを照明タワーに組み込み、エアーグローが互いに通信を行うことで、照明全体を50%、100%と任意の明るさになめらかに制御が可能です。

DALIアライアンス

照明制御を行うための制御プロトコルには、DALI(ダリ)という照明業界のスタンダードプロトコルがあります。エアーグローはこのDALIプロトコルを出力して照明制御を行います。

DALIはグローバルな照明産業のコンソーシアムであるDALIアライアンスによって標準化され、DALI2という新しい規格によりDALIを採用するさまざまな照明機器の相互接続の互換性を提供しています。

そしてDALI2の拡張規格となるD4iという規格は、照明機器のワイヤレスコミュニケーション機能に関する定義に拡張され、照明のIoT化を目指す規格となっています。

照明がネットワークにつながることで、設置後に自動的にコミッショニングを完了し、現場での危惧交換や設置作業の負担を軽減したり、遠隔からのモニタリング、メンテナンスのための機器情報、故障診断、メンテナンスチームに対して提供されるさまざまな機器情報をネットワーク上でシェアすることなどが想定される

D4i Certification

照明器具の通信を許容し、装置自体から送信されるデータにより遠隔からのメンテナンス、消費電力のモニタリング、設置後すぐに運用が可能な自動コミッショニング等を想定した規格

Bluetoothとの同時運用

システムのコミッショニング方法としてBluetoothが選択可能です。独自に開発したアプリを使用して、試運転データをBluetooth経由でシステムに送信します。

 

信頼性

MiraOSは、信頼性と効率的な通信に重点を置いて開発されています。 特許を取得したCognitive Coexistenceテクノロジーは、RF干渉や他の電波への干渉を引き起こさずに共存できるため、照明器具を将来にわたって安定して運用可能です。

拡張性

MiraOS for Lightingは、ローカルライトコントロール用のBluetoothと、大規模な建物の幅広いIoT接続用のMiraMeshの同時運用を可能にします。

ローカルのBluetoothから、IPv6を完全にサポートする建物全体のMiraMeshまでシームレスに拡張できます。